MMC虎ノ門 中医学的養生訓
生理が始まる1週間ほど前から、些細なことでイライラしたり、胸が張って痛んだり、甘いものが無性に欲しくなったりする——これはPMS(月経前症候群)と呼ばれる症状で、多くの女性が経験しています。
「気滞」というキーワード
中医学では、PMSの多くは「気」の巡りが滞る「気滞」というタイプに分類されます。気は体の中でストレスの影響を最も受けやすいとされ、緊張や不安が続くと、まず気の流れが滞り、それが胸の張りやイライラ、ため息の多さといった形で現れると考えられています。
気滞の状態が長引くと、次第に「瘀血」を伴うようになり、生理痛の悪化につながることもあるため、早めのケアが大切です。
当院でのアプローチ
楊晶先生(婦人科担当)や桜林玲子先生(自律神経・婦人科担当)は、気の巡りに着目した漢方処方を得意としています。ストレスによる胸の張りや情緒の波が強い方には、気を巡らせる生薬を中心とした処方が用いられることが多くあります。鍼灸では、足にある「太衝(たいしょう)」というツボが気滞のケアによく使われます。
セルフケアにおすすめのお茶
- ジャスミン茶:気を巡らせ、気分をリフレッシュさせる香りのお茶
- 陳皮(ちんぴ)茶:みかんの皮を乾燥させたもので、気の巡りをサポート
- 深呼吸とストレッチ:生理前は軽い運動で気分転換を心がけましょう
まとめ
「生理前だから仕方ない」で済ませず、気の巡りを整えるケアを取り入れることで、毎月の憂うつな時期を少し軽くできるかもしれません。気になる方はぜひご相談ください。
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