MMC虎ノ門 中医学的養生訓
「布団に入ってもなかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」「眠りが浅く、朝から疲れが取れていない」——現代人に多いこの悩み、実は体質によって原因が異なることをご存知でしょうか。睡眠薬に頼る前に、まずは自分の不眠のタイプを知ることが改善への近道になるかもしれません。
不眠のタイプはひとつではない
中医学では、不眠の原因をいくつかのタイプに分けて考えます。
- 心脾両虚(しんぴりょうきょ):考えすぎ、疲労、食欲不振を伴う不眠。眠りが浅く、夢を多く見る
- 肝鬱化火(かんうつかか):ストレスやイライラが強く、寝つきが悪いタイプ。目の充血や口の苦さを伴うことも
- 陰虚火旺(いんきょかおう):のぼせや寝汗を伴い、眠りが浅いタイプ。更年期の不眠に多くみられる
- 心胆気虚(しんたんききょ):ちょっとした物音で目が覚める、驚きやすい
「眠れないから睡眠薬」ではなく、自分がどのタイプに近いかを知ることが、不眠改善の第一歩になります。
中医師・鍼灸師によるアプローチ
女性特有の不調にも詳しい白日淑先生(木曜担当)は、不眠症・不安症を得意分野としており、体の虚弱からくる不眠に対して漢方で穏やかにアプローチします。自律神経の乱れが気になる方には、桜林玲子先生(第2・4月曜担当)もおすすめです。
鍼灸師の劉栄先生(日・月曜担当)は、背中の「背愈穴(はいゆけつ)」や「華佗夾脊穴(かだきょうせきけつ)」といったツボへの施術で、自律神経のバランスを整える治療を行っています。刮痧(かっさ)や吸い玉を組み合わせた総合的な施術も特徴の一つです。
今夜からできるセルフケア
- 酸棗仁(さんそうにん)茶:中医学で安眠のために古くから使われる生薬
- 足湯:就寝前に10分ほど、ぬるめのお湯に足をつけると入眠がスムーズに
- なつめ・カモミールブレンド茶:気持ちを落ち着けたいときに
- 就寝1時間前のスマートフォン断ち:肝の働きを乱さないための現代的な養生法として
まとめ
「眠れない」という症状の裏には、体質からくるさまざまな原因が隠れています。当院では、漢方薬と鍼灸を組み合わせながら、根本的な体質改善を目指す治療を行っています。慢性的な不眠にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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