MMC虎ノ門院 中医学的養生訓
「毎月の生理痛が当たり前になっていて、鎮痛剤が手放せない」「周期がバラバラで、次の生理がいつ来るか分からない」。こうした悩みは、我慢して当たり前と思われがちですが、中医学では月経は体質を映し出す大切なサインだと考えられています。
経血でわかる体質タイプ
中医学では、経血の色・量・血塊の有無などから体質を推測します。
- 気滞(きたい)タイプ:生理前にイライラ、胸やお腹の張りが強い
- 瘀血タイプ:経血に暗い色の血塊が混じる、刺すような強い痛み
- 虚寒(きょかん)タイプ:経血の色が薄い、下腹部の冷えを伴う鈍い痛み
- 血虚タイプ:経血量が少ない、周期が長くなりがち、めまいを伴う
痛みの性質や経血の状態をメモしておくだけでも、ご自身の体質を知る手がかりになります。
当院での治療アプローチ
楊晶先生(火曜担当)、白日淑先生(木曜担当)、桜林玲子先生(第2・4月曜担当)、韓涛先生(水曜第1・3担当)と、婦人科疾患を得意とする中医師が複数在籍しているため、曜日を問わず相談しやすい体制を整えています。
鍼灸では、婦人科系のツボとして知られる「三陰交(さんいんこう)」や「関元(かんげん)」などへの施術で、骨盤内の血流改善を図ります。特に瘀血タイプの生理痛には、お灸を併用した温めの施術が好まれる傾向にあります。
おすすめの養生法
- 生姜紅糖水(しょうがこうとうすい):生姜と黒糖を溶かした温かい飲み物で、体を内側から温める
- よもぎ茶:血の巡りを助けるとされる代表的なお茶
- 炭酸系の入浴剤:ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、血行を促す
まとめ
「生理痛は仕方がないもの」と諦めず、体質から見直すことで穏やかに過ごせる可能性があります。気になる症状がある方は、経血の状態などをメモして受診時にお持ちいただくと、より的確な体質診断につながります。
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