2026年4月29日、東京テストステロン研究会メンバーである関口由紀先生の著書
『LUNAグループ直伝! ユキ先生の女性泌尿器科外来』が発売されました。
(ライティングは同じく東京テストステロンメンバーの熊本美加が担当)

東京テストステロン研究会では、男性更年期だけでなく、ポスト更年期女性におけるテストステロンの重要性についても研究と啓発を進めています。名誉会頭 故・熊本悦明先生は、日本の男性医療のパイオニアとして、男性ホルモン(テストステロン)の重要性を長年提唱してきました。しかし熊本先生が見ていたのは、単なる「男性の性機能」ではありません。加齢に伴う性ホルモンバランスの変化が、意欲、筋力、代謝、認知機能、さらには生活の質そのものに大きく関わることに早くから着目し、「どう健やかに年齢を重ねるか」という視点から、テストステロン補充療法の可能性を探究してきました。そしてその視点は、男性だけにとどまりません。熊本先生は、女性においてもテストステロンが重要な役割を果たしていることを繰り返し語っていました。
本書では、GSM(閉経関連尿路性器症候群)、性交痛、尿もれ、頻尿など、ポスト更年期女性の悩みに長年向き合ってきた関口先生の臨床経験が惜しみなく紹介されています。

その中で見えてくるのが、「女性の健康」を女性ホルモンだけで語ることの限界です。もちろんエストロゲンは重要です。しかし、“その人らしく元気に生きる”ためには、気力や活動性、筋力、性機能とも深く関わるテストステロンという視点も欠かせません。本書には、そうした臨床現場で積み重ねられた知見が、専門家だけでなく一般の方にもわかりやすくまとめられています。泌尿器科はもちろん、産婦人科分野の医療者にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。

超高齢化社会を迎えた日本において、テストステロン研究は「男性医療」という枠を超え、「健康寿命をどう延ばすか」というテーマへと広がりつつあります。東京テストステロン研究会もまた、名誉会頭 故・熊本悦明先生の意思を受け継ぎながら、男性だけでなく、ポスト更年期女性を含めた“健やかな加齢”について、研究と啓発を続けていきます。
