クリニックの現状と承継に関するご希望をお伺いします。お気軽にお問い合わせください。
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医療承継について
クリニックの承継は、未来永劫持続可能な地域医療を提供するうえで極めて重要な課題です。開業医の高齢化や後継者不足により、従来通りの診療体制の維持が困難になっているクリニックも少なくありません。また、医師といえど人間、感染症をもらってしまうこと、体調の優れないことも、入院加療が必要なこともあります。
このような状況に対応して地域医療を守るため、みらいメディカルグループではクリニックの承継支援に積極的に取り組んでいます。私たちの目標は、開業医の先生方のこれまでの診療方針、想いを最大限に尊重し継承させていただき、先生と共に歩まれてこられたスタッフの雇用も可能な限り守ることで、地域の皆様に継続的な医療サービスをご提供することです。クリニックの歴史と患者様への想いをしっかりと受けとめたうえで、クリニックが新たな“みらい”へと進むサポートをいたします。
開業医の先生へ―こんなお悩みありませんか?―
- 年齢的に引退を考えているが、後継者がいない
- 体調を崩しがちで、フルタイムでの勤務は厳しい
- 急な体調不良で、今後の診療・経営が難しくなった
- 経営に疲弊した、経営を任せて本業の医療に専念したい
- スタッフが定着しない、育成に疲れてしまった
- 承継後も診療を続け、やりがいと患者様との関係を維持したい など
みらいメディカルグループの強み
直接承継による高い価値還元
仲介会社(M&Aエージェント)やFA(ファイナンシャルアドバイザー)を介さない直接承継を行うことで、高額な仲介手数料を避け、クリニックの価値を最大限に生かした承継を実現します。これにより、売り手の開業医先生にとっても、承継後のクリニック運営者(私たち)にとっても、双方リスクや負担の少ない形での承継が可能となります。
医療業界の仲介料、サービス提供料は、ビジネスの規模が大企業と比べると小さい割に、その他の業界よりも遥かに高額に設定されていることが多いです(2000~5000万円)。売り手と買い手の両方の間に入る仲介会社の場合、成功報酬として売り手と買い手からそれぞれ成約額の10~20%をとるのが通例となっていて、ある仲介会社では、のれん代(営業権)や出資持分に料率をかけるのではなく、売手の資産すべてに対し料率をかけてくるので、土地や建物ごとの譲渡となった場合には、仲介料も大変に跳ね上がってしまう構図であることを理解している当事者の売り手先生は意外と少なく、ハードルが高くなり成約率も下がります。このように、一世一代の決定が必要とされる状況でも、仲介会社の言いなりとなっているケースも多々あります。
多くのM&Aを経験してきた私たちは、このように承継のハードルを上げるような業者がいることも多いこと、そもそも医療やM&Aにそこまで詳しくなく、ただ成約のためにいい加減な資料作成をして、早期の返答をまくし立ててくる業者が少なくないことも知っています。
私たちの強みは、業者ではなく、地域医療を保全する「医療者」としての高い志を持って価値ある承継ができるように動いているところです。安心してお任せいただければと思っております。
柔軟な承継プランのご提案
クリニックの状況やご希望に応じて、完全承継から部分的な診療継続まで、柔軟な承継プランをご提案します。例えば
- ①グループで経営と診療を完全に引き継ぐケース
- ②事務作業を中心とした経営部分を引き継ぎ、診察は従来通り売主の先生に行っていただくケース
- ③売主の先生のご希望の日数だけ診療を行っていただき、残りの日数を私たちの方で医師手配をし、穴があかぬようアレンジするケース
など、個々の事情やご希望に合わせた調整が可能です。また承継後、売主の先生が、診療は完全引退されるものの、大家さんとしてお付き合いいただくケースもあります。
包括的なサポート体制
承継後、既存のスタッフに対して経営ノウハウの提供、人材育成、医療技術の導入支援など、包括的なサポートを行い、承継後のクリニックの安定運営と発展を支援し、地域医療の質の向上に貢献します。
また、グループのネットワークを生かした医療連携も可能です。
医療承継の流れ
ご相談
基本合意書の締結
独占交渉権や秘密保持義務を含む基本合意書を作成します。この段階では、最終的な合意に至らなかった場合でも、原則として相互に費用等は発生しません
DD(デューデリジェンス)
クリニックの財務、事業、組織情報を詳細に分析し、問題点がないかを確認すると同時に、妥当な譲渡対価を計算・検討し、双方すり合わせを行います。
承継実行
譲渡日及び譲渡対価を決定し、譲渡契約書を締結します。譲渡対価が支払われた段階で、法的にクリニックの所有権が当グループへ移転します。個人クリニック、医療法人によって、また医療法人でもその種類(出資持分あり法人・基金拠出型法人など)により、譲渡スキームが異なります。対価のお支払いの形式も変わるので、譲渡日までにフローをしっかりと決めていきます。
アフターフォロー
承継後、急に医師の仕事を終えて時間を持て余している先生が多いのも実際です。承継したクリニックないし、グループ内クリニックでご負担のない診療がいただけるようサポートを行います。実例として、承継後、外来のみ行っていた先生が訪問診療を行っていたり、承継を機にフルの外来診療をやめて週2日だけ外来を続けている先生もおられます。
よくある質問
承継にはどのくらいの期間がかかりますか?
通常、最初の相談から承継完了まで、半年から1年程度かかります。当グループでは、仲介業者を介さない直接のやり取りとすることで、承継完了までの期間を短く抑えています。そのため、先生の体調不良による急な承継のご相談にも柔軟に対応いたします。お気軽にご相談ください。
現在のスタッフの雇用は継続されますか?
原則として、現スタッフの雇用継続を前提としています。ただし、状況により協議が必要な場合もございます。
承継後も診療を続けることはできますか?
可能です。週数日の診療や非常勤としての勤務など、柔軟に対応いたします。気分転換にグループ内の他クリニックへ移動したり、外来医→訪問医への転向など、働き方を変えるたりすることも可能です。
承継後のクリニックの経営方針は変わりますか?
基本的には現在の方針を尊重し、承継したスタッフの方にも不安や不満が発生しないよう、十分な時間をかけて申し送りや説明会の時間をとり、意識の統一、モチベーションの維持につとめます。私たちはクリニック承継の際にはここが一番大切な作業と考えており、売り手の先生には、承継前に残っていただけるスタッフの方への説明会の都合をつけていただくようお願いをしています。
一方で、一般のM&A仲介会社を会した事業承継では、売り手と買い手を仲介し、売買が成立することで報酬をもらうのが彼らの仕事ですので、あくまで「契約書の取り交わしがゴール」です。地域医療を引き継ぐ専門家でも当事者でもありません。そのため、この作業に重点を置いていませんので注意が必要です。